技能実習生の「マイナ保険証」について
皆様こんにちは、三愛友好交流協同組合です。
2025年12月2日以降、紙やプラスチック製の従来の健康保険証が有効期限を迎え、
マイナンバーカードを保険証として利用する 「マイナ保険証」 を基本とする仕組みに移行します。
今回は、外国人技能実習生を受け入れる現場で押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
●技能実習生受入れ現場で重要な3つのポイント
1. カードの取得・登録状況の確認
実習生が日本に来て間もない場合、住民登録やマイナンバーカード申請のタイミングによっては、マイナ保険証として利用できるまでに時間がかかることがあります。そのため、カードの申請状況や健康保険証との紐付けが完了しているかを、早めに確認しておくことが重要です。
入国からマイナ保険証利用開始までの流れ
①入国
↓
②入国後講習
↓(1か月間)
③配属&マイナンバーカード交付申請
↓(約1か月間)
④マイナンバーの交付
↓
⑤マイナンバーを健康保険証として登録
↓
⑥マイナ保険証の利用開始
2. 有効期限と在留資格との整合性
外国人のマイナンバーカードの有効期限は、在留カードの満了日と同じ日になります。
そのため在留資格変更や在留期間の延長に合わせて『更新』が必要となります。
更新を怠ると、マイナ保険証としての利用が停止する可能性があるため、在留カードの更新スケジュールと連動した管理が欠かせません。
3. 保険証が使えない場合の対応
マイナ保険証の登録がまだ完了していない場合、『資格確認書』の提示を医療機関等にすることで、保険診療を受けることができます。
そのため実習生には、保険証が使えない場合にどうすればよいかを母語で事前に案内しておくと、受診時の混乱を防ぐことができます。
●まとめ
マイナ保険証の導入により、手続きや管理に注意が必要な点もありますが、事前に登録状況や手続きの流れを確認しておくことで、実習生が安心して医療を受けられる環境を整えることができます。
実習生へのわかりやすい説明や更新の確認などの対応が安心につながります。
技能実習生の受入れについて、気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。



